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この馬もかなり前の1992年初旬(冬)当時の馬です。
ただすでに馬連は始まっていたので、それなりの配当になりましたし、さしたる実績もないので一部の方しかおぼえていないかもしれませんが、個人的にすごく印象に残っている馬なので記載しました。

そのころはまだ私は電話投票に加入していなくて(ほとんどの方がそうだったと思いますが・・)、毎週のように立川の場外(ウインズ)に通っていました。当時は立川は500円単位で、あまり点数は買えませんでした。穴馬から馬券を流すと限界がありました。でも的中すると大きかったのも事実です。

さて問題のオギハーモニーは中山のダート1200未勝利戦に出走していました。
そのころオギの冠名は、荻伏レーシング(→ブルーマネジメント→YGGホースC)の馬で、他にもう1頭出走馬がいました。いわゆる馬主2頭出しです。両馬とも前走は条件こそ違いますが、大差負けでまったく人気はありませんでした。

ということで、2頭出しであっても「さすがにこの成績では難しいだろう・・」と思い、馬券的には一切買いませんでした。

ところがレースが始まると、もう1頭の荻伏の馬はまったくでしたが、オギハーモニーは初戦の新馬戦とは別馬のようになり、ある意味強い勝ち方をしました。
単勝は70倍以上、馬連が700倍以上の大穴になりました。

ということで、この馬は大変身して勝って、通常だと以降は人気はないにしても、ここまで人気薄ではなくなることが多いのですが、この馬にはその後もまだありました。

それはその年の夏の新潟開催でした。
8月1日の新潟芝1400メートル戦でした。
それまではダートで走っていたこともあり、500万(現1勝クラス)で前2走では一桁着順だったにもかかわらずこのレースのオギハーモニーの人気はやはり単勝90倍を超える人気薄(15番人気)でした。しかし初芝で激走、勝つことはできませんでしたが、2着に入着しました。しかも勝ったのは西山牧場のブランドエレッセでこちらも11番人気でした。夏の新潟ではよくある大穴ですが、2度までも穴の片棒をかついだ馬はそんなに多くはないと思います。

結局複勝で約20倍、馬連で11万円を超える高配当になりました。3着のシャリオヴァルトも6番人気でした。実はこのレースもとりそこないました。
要は「逃した魚は大きい」という典型かもしれません。

当時3連単があったら、かなりの配当になっていたと思います。

その後も何度か出走しましたが、なぜか人気にはなりませんでした。
この馬の場合は明らかなムラ馬ではなく、条件が変わるたびに激走する、ある意味どんな条件でも走るような、「強い馬」だった可能性もあると思っています。